むにえる牧場

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SIer/SESに未来を感じない

hotchemi.hateblo.jp

Twitterでこの記事が回ってきて読みました。
今現在SESに身を置いているので共感できる部分が多かったです。

読み終わった後によくみてみたら書かれたのが2013年。
5年も前の記事でした。
5年も経っているのに何も状況が変わっていないSIer/SES業界に闇を感じたのでぽえむを書きます。

経歴

この辺りの話って経歴とか立場によるバイアスがかなり強いと思うので、ざっくり経歴を書きます。

  • 現在25歳
  • 情報系大学既卒
  • モバイルゲーム会社に早めに内定をもらい、学部4年から働き始めて、2年半程度
  • モバイルゲーム会社を退職し、現在SES企業

SIer/SESの良くない点

整った文章にするのが難しいので、箇条書きで羅列していきます。
ちなみに私は今N●●の現場でお仕事をしています。

技術力のある人が少ない

現在既存システムの改修という形で仕事をしているのですが、使われているフレームワークとかコードの構成がどうとか把握できている人間がいません。
システムの歴史が古い影響もあるので、仕方がない点もあると思うのですが、現場で書かれているコードを見ると、
そこら中にあるtypo / 深いネスト / ずれるインデント / ファイルの中にタブとスペースが混在 / 1つのメソッドが100行超え / 実行されないコード / 共通モジュールと言う名の神クラス / ドキュメントは書かれているものの間違っている / 使われていないドキュメント / コメントが信じられない / 役に立たないコメント(// xxにyy代入するみたいな)
と巷でクソコードと呼ばれるものの役満をいっている感じでした。

社員の人に 「この会社で向上心を持っている人なんていない。とりあえず動けば良い」 と明言されて僕の心は崩壊しました。
読書会とかしようと提案しても乗ってくる人はいません。
反応もらえたとしても「できたらいいよね〜」だけです。

IT技術を利用していない

たしかにプログラミングして、アプリケーション作って、それが世の中で使われているのですが、何かIT技術というものを勘違いしているような気がしてなりません。

例えばテストについて

エンドユーザーとなるお客様がいて納品する形式になるので、テスト、もとい試験と呼ばれるものは重要です。
ですが、なぜ手作業で試験を行うのでしょうか……
しかも試験書と呼ばれるものは紙で出てきます。 単体試験から、結合試験まで紙とペンを利用して行われます。
ネット上で噂には聞いていましたが、実際に目にすると目眩がする状況でした。
品質を高めるため、バグを減らすためのテストではなく、カバレッジエビデンスを出すためだけにテストが行われています。
目的と手段をはき違えてしまっている。そんな印象を受けました。

嫌われる自動化

私はプログラミングにおいて自動化に著しい興味関心を覚えています。
ですが、SIer/SES業界では自動化は好まれていないようです。
人月という制度によって自動化して効率化してしまうと、SES会社が困るという話もありますし、
そもそも自動化という概念が頭から抜け落ちている人が多いように感じてしまいます。

手作業バージョン管理

20181013第一版.xlsx みたいなファイル命名で管理されてます。
gitなんて使われません。svnすら怪しいです。
なぜ使われないのか聞いてみたのですが、
「社員に覚えさせるコストが高いから」「現状の形でなんとかなってる」「セキュリティ上の問題で使えない」
といった言葉が返ってきました。
些細な抵抗として、私はローカルでgitを立ち上げて自分の作業だけ管理してます。
頭で覚える必要がないから楽です。

情報共有が行われない

まだ何故なのかまでは把握できていないのですが、情報共有が一切行われません。
誰が何の仕事をしているのか、どの仕事がいつ終わるのか、xxのことは誰に聞けばいいのか
そういった情報が全く出回らないのです。
もちろんSlackのような社内チャットツールのようなものも存在しないので、情報共有する場が整っていないという点もあります。

何故5年前から何も変わっていないのか

ここまでほぼ愚痴のような形でSIer/SESのダメな点を書いてきましたが、「何故ダメだとわかっているのに変わらないのか」
ここに関して気づいたことを書きます。

変化を嫌う体質

SIer/SESは比較的古く、大きい企業が多いようです。
そのためか変化を嫌う傾向がつよく感じます。
たとえ改善活動といっても何かをするには許可を取らなければいけない仕組みが出来上がってしまっています。
そしてその許可は降りないか、降りるとしても長い時間がかかります。

個人的には、なにか問題が起きるとしたら、そもそも問題が起きないようにする のも大事なのですが、 それ以上に 問題が起きた時にカバーできる仕組みや力をつける の方が大事だと思っています。

「許可を求めるな謝罪せよ。」

この精神を忘れずに生きていきたい。

向上心がない

前項で書いた通り、勉強熱心な人間がほぼいないようです。
向上心がなかったら改善も発生しないので、何も変わらないでしょう。

何故向上心が生まれないのか考えてみましたが、良くも悪くも 仕組みが出来上がってしまっているから このように感じます。
例えば人月計算のSES企業の場合、極端な話何もしなくてもその場にいれば賃金が発生します。
向上心を持って勉強しなくても生活できてしまうから焦りといったものも発生しないのです。
これが悪いことだとは言いませんが、私は居心地悪く感じてしまいました。

さいごに

ほぼほぼ愚痴みたいな形でぽえむを書いてしまいましたが、この業界があること自体は悪いとは思っていません。
未経験に対して広く窓口を開けているのも業界全体の人口を増やすのに繋がっているだろうし、悪いことだけではないはずです。
(未経験が給料安くて……みたいな話はまた別として)
ただただ改善や変化といったことを嫌う傾向があるといった点だけ残念でなりません。

最初にあげた記事が、5年前の記事。
そして記事内で10年前から何も変わっていないと言われているため15年になります。
15年経って変化がないというのは、そういうことでしょう。

まだ2ヶ月程度しか業界に身を置いてませんが、エンジニアとしてこの業界に慣れてしまっては今後が危ういと感じたため、転職活動をはじめました。
すぐに転職できるとは思っていないので、いろいろインプット/アウトプットしつつ、自分の成長を促してより良い環境を求めています。